2019年03月18日

ナイナイ岡村のボケに松本人志がツッコむ的なポストダウンタウンとしての霜降り明星論



霜降り明星は、2018年M-1グランプリで史上最年少の王者になった。ツッコミの粗品はR-1ぐらんぷり2019で王者に輝いた。こちらも史上最年少の王者だし、M-1とR-1を連破した芸人は史上初である。

中堅お笑い芸人の高齢化が危惧される中で、二十代の彼らが10年選手を倒して栄冠を手にしたのはお笑い界にとって幸運だった。といっても26歳の粗品は、高校生の時にお笑い番組の賞レースに出場、 19歳の時にピン芸人でオールザッツ漫才優勝を果たしており、芸歴は長い。この記事では霜降り明星の分析を通して、現代のお笑いの潮流、ひいてはSNS社会における価値観の変化ついても言及する。続きを読む
posted by 野尻有希 at 23:14 | TV論(バラエティー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

ファイナルファンタジーXV(FF15)〜オープンワールドへの憧れと挫折



「ファイナルファンタジーXV」(以下FF15)は、2016年11月29日にPS4で発売された。開発当初、FF15は「ファイナルファンタジーヴェルサスXIII」というタイトル名で、PS3で発売予定だった。発表は2006年5月だから、開発期間は10年となる。2006年に「FFXIII」、「FFヴェルサスXIII」、「FFアギトXIII」の3タイトルが同時に発表された。「FFXIII」は2009年にPS3で発売されて、割と酷評された、「FFアギトXIII」は、「FF零式」に名前を変えて、PSPで2011年に発売された。「FFヴェルサスXIII」のみ、やたらと開発期間がかかったのである。

本記事では、FF15とFF12との類似性、およびFF15がRPGとしていかに失敗しているかを分析する。続きを読む
posted by 野尻有希 at 21:08 | ゲーム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

ドラクエ11物語論〜善良な動機に基づく善良な結果を絶え間なく求める者こそ勇者となる



ドラクエ11は、過去シリーズのファンを楽しませつつ、PS4のRPGに慣れた最近のゲームファンも魅了した。何故最近のゲームファンにも評価されたのか、要因を分析しよう。

【キャラがかわいい】
鳥山明がデザインした人々やモンスターが高画質3DCGで再現されている。最初の村の道端に立っている女の子がマンガのヒロインのごとく可愛い。正直ヒロインのエマよりも村人の方がかわいい。歴代シリーズに出てきたモンスターも高画質3DCGで再現されている。日本のマンガ・アニメ文化の3D空間化をドラクエ11は成し遂げている。続きを読む
posted by 野尻有希 at 23:34 | ゲーム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

ドラクエ11物語論〜ロトシリーズの思い出との循環的接続



「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(以下ドラクエ11)は、2017年7月29日にPS4と3DSで同時発売された。シリーズ30周年記念となる本作は、スタンドアロン型のRPGである。スカイリム、ウィッチャー3などの海外RPGがマルチエンディングを採用しているのに対して、ドラクエ11は日本式の一本道シナリオである。一本道ではあるものの、サブクエスト、ちいさなメダル集め、鉱石集め、ボウガンアドベンチャーなどミニゲーム要素が多く、本編そっちのけで、ゲームに没頭できる要素はある。また本編も複数の可能性の中から、プレイヤーが意識的に一つの可能性を選択したように思わせるストーリーになっている。

FF15はネットで散々叩かれた。ドラクエ11も古参ファンから散々叩かれるかと思いきや、発売直後からネットで高評価だった。何故古参のファンも満足できたのか。ドラクエ3以来20年近く放置されていたロトシリーズとの物語的接続があったからこそ、古参ファンは満足しただろう。副題「過ぎ去りし時を求めて」は、ロトシリーズの思い出との接続をも意味していただろう。
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posted by 野尻有希 at 17:59 | ゲーム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月10日

ドラクエ9物語論最終回〜石の町にも時は流れて、神なき世界で生きていく



堀井雄二といえば石化である。ドラクエ3では大魔王ゾーマが精霊ルビスを石化した。ドラクエ5では主人公とその妻が石化して、石像のまま8年間過ごすという日本RPG史上衝撃の鬱展開を披露した。ドラクエ7では村人全員が石化する村を二つも登場させた。石になることは時が止まることを意味する。そしてドラクエ9では、全て石でできた石の町が登場する。

石の町は、ピタリ山の山頂にある。エラフィタ村出身の彫刻家ラボオが、生まれ故郷のエラフィタ村を石の彫刻で完全再現したのである。何故ラボオは石の町を作り上げたのか。そこには堀井雄二ファンにはたまらない恋物語が潜んでいるのだった。

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posted by 野尻有希 at 23:11 | ゲーム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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