2011年01月15日

テレビ批評:NHK『東京カワイイ★TV』「アキバに大異変!萌(も)えビジネスのすべて」

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アキバ☆コンフィデンシャル―愛と教養の秋葉原史
来栖 美憂
長崎出版 2010-07

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by G-Tools , 2011/01/15



NHK『東京カワイイ★TV』「アキバに大異変!萌(も)えビジネスのすべて」が放送された。オシャレに変貌した萌えの街、秋葉原発祥のカルチャーが、ファッションのトレンドにも影響を与え始めた。以下番組の要点まとめ。

オタクの聖地、秋葉原にオシャレな人が増えているという。アニメが好きでも、オシャレにはまっている人が多い。

アニメとギャル系のテイストをミックスしたギャルオタファッション。渋谷と秋葉原のテイストが合体した「渋秋系」ファッションが今年のトレンドだとか。

「デスノート」ミサミサ風のゴスファッション、「こどもの時間」風ロリファッション。AKB48の制服系ファッション。AKB48『言い訳Maybe』のPVで使われた、アキバチェックとも言われる赤チェックが、今シーズン大ヒット。渋谷人気ブランドのカリスマ店員も、AKB48の衣装には注目しているという。

秋葉原では萌えグルメも人気。メイドカフェ激戦区の秋葉原。次々と新感覚の萌えスイーツが誕生。味はもちろん見た目もかわいいのが萌えスイーツの特徴。沢村一樹とBENIがメイド喫茶訪問。うさぎの盛り付け「うさたんパフェ」は、有名パティシエの作品と並んで雑誌に紹介されるほどヒットしている。

萌え評論家?の人「人間の心理として、恥ずかしくすればするほどお客様は満足する」

続いて大人系メイドカフェ。続いて萌え系すし職人のお店。お店一番人気はデコ巻き寿司。「世界にお寿司を発信していきたい。今は一番秋葉原が注目されているので、秋葉原に出店した」(店長のこの言葉には賛同。一番注目を集めている、かつ日本が世界に誇る概念は、萌えなのだから、このブログでも萌え現象を積極的に取り上げ分析していきたい)

今までアキバ土産といえば、激安電化製品かおでんだった。最近は、コスプレプリクラ、コスプリが人気。今、外国人観光客から注目を集めているのは、キャラクターグッズ。人気店(KOTOBUKIYA)の品揃えは、3万種類。一番人気は、ネットなどで使う顔文字のクッション、ショボーンクッション。

アパレル通販会社の大手フェリシモでは、まんがの登場人物が着ている服を販売している。「クローバー」のヒロインが着ている服をリアル化して販売、大ヒット。人気漫画の主人公と同じ服が着たいという消費者のオタク的欲望を満たした。

萌えをビジネスにした27歳の美人萌え社長。アキバの萌えアイドルが歌うライブハウスを経営。店のアイドルたちの歌をCD化して、インディーズチャート上位にランクイン。原宿のファッションビルで、ヲタ芸を含むライブを行ったら、ギャルから「かわいい〜」と評価があがる。

社長談「オタクは今まで差別されてきたが、政権交代が起こるのではないか」

明日のMJ(MUSIC JAPAN)は、アニソンスペシャル。最早オタクが文化と消費の中心。差別されていた対象から、文化の中心に変貌。
posted by 野尻有希 at 23:31 | TrackBack(0) | TV論(バラエティー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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