2012年12月02日

書評:『僕たちはガンダムのジムである』〜僕たちはZガンダムのネモであるなら、エヴァンゲリオンのパイロットであるなら、どうなるか仮説検証

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僕たちはガンダムのジムである
常見陽平
ヴィレッジブックス 2012-09-28

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by G-Tools , 2012/12/02



元一橋大学プロレス研究会の人が書いた本。 著者から「僕たちはガンダムのジムである」と喝破されると、いやいやそれでも自分はガンダムだろうと反発したくなる。

ここで立ち止まって、よく考えてみよう。「僕たちはZガンダムのネモである」と言われたなら、ネモなら量産型だけどデザイン格好いいからいいや、と納得するかもしれない。

もし「僕たちはエヴァンゲリオンのパイロットである」と言われたとしたら、いやいやエヴァンゲリオンなんてあんな兵器乗りたくないし、ネルフの一員でいいし、何ならシンジの学校に通う名もない生徒でいいし、と思えてくる。

これがガンダム世代、Zガンダム世代、エヴァ世代の違いではないだろうか。

ガンダム世代は企業の中でガンダムになろうと努力し、結果ジムとしての自分を受け入れられないまま、一生を終える。Zガンダム世代は、量産型のネモでもデザイン十分格好いいし、カミーユ精神崩壊するし、シャアは格好よすぎるし、ネモでもいいかもと妥協する。エヴァ世代は、そもそもエヴァに乗りたくない。使徒と戦う気力もない。エヴァに乗らずにレイとアスカと学園ラブコメできるだけでいい。

そういうふうに精神構造が変わってきたから、今の日本企業がある。これこそ日本経済没落の原因である、という妄想全開の仮説をたててみたり。


posted by 野尻有希 at 21:49 | TrackBack(0) | 読書論(哲学・現代思想) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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