2014年10月16日

小説を焦って書く必要はない〜百寿者の老年的超越を見て反省



今週末はITストラテジストの試験。しばし創作から離れて試験勉強に集中している。とは言っても、勉強しているのは通勤前と昼休み。夜はドラマの新番組1話消化に追われているのだが。

職業小説家になるためには、ネットで話題になるか、出版社主宰の新人賞を受賞する必要がある。例えば、秋締切の新人賞に応募した場合は発表は来年の春過ぎになる。まだまだ最短でも半年以上もがく日々を続けなければいけないのかと思い悩んだのだが、小説を書くことそのものが楽しいのなら、プロもアマも関係ないと思った。

焦る必要はない。人生は長い。考え方が変わるきっかけになったのは、15日水曜日放送のNHK総合『クローズアップ現代』の特集「百寿者 知られざる世界〜幸せな長生きのすすめ」を見たからだ。

・日本では百歳以上のお年寄、百寿者が増えている。

・百寿者は、「老年的超越」と呼ばれる豊かな精神世界を生きていることがわかってきた。

・ある年齢を超えると、ありとあらゆることにしあわせを感じる多幸感が高まる。

・伴侶や話し友達を失うことも多いが、いなくなった人ともつながりを感じている。必ずしも孤立感を感じているわけではない。

・生きてきたこと、成し遂げてきたことに対する達成感を感じている人が多い。

・体の健康と心の健康は相関関係にない。ベッド寝たきりでも、多幸感を感じる。生活に満足できる。

・若い時に比べても、今の状態が幸せ。昔に戻らなくていいという感覚は、老年的超越の特徴。

・70代までは、老いや死に対する不安がある。しかし、さらに歳を重ねると、穏やかで幸せな気持ちに包まれるという。

・できないことが増えても、できることに喜びを見出すのも、老年的超越の大きな特徴。


百歳生きると思えば、半年の待ち時間はわずかにすぎない。だいたい秋に応募して、すぐ新人賞受賞するなんて楽天的に考えすぎ。これから新人賞を受賞するまで何年かかるかわからない。生き急ぐ必要はない。

10月末の締切の新人賞も、11月末締切の新人賞も発表は来年の5月過ぎ。ITストラテジストの試験終了後、10月末締切に合わせて、慌てて応募作を書こうと思ったけれど、急ぐ必要なんてない。もっと大事に時間をかけて、小説を作っていくことにする。


続いて、最近見たテレビ番組のおすすめ作。

秋はアニメが面白い。「山賊の娘ローニャ」、「サイコパス2」、「寄生獣」、「四月は君の嘘」、「神劇のバハムート」、京アニ「甘城ブリリアントパーク」、冨野監督の新作「ガンダムGのレコンギスタ」。

ドラマも面白い。クドカン「ごめんね青春!」、木皿泉原作・脚本「昨日のカレー、明日のパン」、「きょうは会社休みます」、岡田さん脚本「さよなら私」、朝ドラ「マッサン」。


今週の予定
土曜日は、午前中ITストラテジストの論文試験最終訓練。午後は、シナリオ・センターのコンクール入門講座第2回。講義の後、作家集団土曜クラス申し込み予定。作家集団は小説も発表OKなので、しばらく小説発表予定。夕方は、研修ゼミの人と卒業飲み会。夜は、某小説教室の講義第2回。帰ってからITストラテジストの最終復習。スケジュールみっちりの土曜日。

日曜日は渋谷でITストラテジスト試験。

月曜日からは予定があく。読みたい本がたくさんある。描きたい小説は、残念ながら今のところたくさんない。良いものを作らねばというプレッシャーがあるだけ。創作を楽しまなければならない、と「ねばならない」思考で考えている限り、だめだろう。

パーソナル・コア・バリューを伝えるのが自分の仕事だ。それは小説という形を取る必要なく、ブログでも、脚本でも、日常業務でも、買い物でも、挨拶でも、なんでもいい。生きることすべてが、パーソナル・コア・バリューを伝え広める活動なのだ。自分にとってパーソナル・コア・バリューとは何か。しっかり把握すれば、それが創作物のコアになる。

新人賞落選歴12年。一次選考落選回数20回以上。キングオブコントに出て来る芸歴10年以上の芸人みたい。自分はすでに創作という分野において、老年的超越に達しているかもしれない。昔の自分としばらく小説から離れていた現在の自分は、経験も技術も違う。脚本作りで磨いた技術を小説に投入する。


外にある客観的事物の獲得を目指すより、内にある主観的価値を深め、広げることに注力する。

その結果として客観的事物を獲得する。

客観的事物の獲得は目標ではない。あくまで結果なのだ。

目標とするのは、脳の内側に潜む深淵の発見だ。

その襞の一つ一つの広がりの果てに君がいる。
posted by 野尻有希 at 00:54 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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