2015年02月03日

最近の執筆記録と新人賞応募後反省点のまとめ

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風姿花伝 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)
世阿弥・著 夏川賀央・現代語訳
致知出版社 2014-12-26

by G-Tools , 2015/02/03



久々に執筆の記録。昨年12月は太宰治賞に応募できた。12月末は文学界に応募できず。直前に風邪をこじらせたし、急に続きが書けなくなった。ちゃんと構成を作ることが大事と痛感。今後は締切落とさない決意をして1月を迎える。

1月は創元社の短編SFと、小説現代の新人賞に応募できた。小説現代は400字原稿用紙換算で301枚。書いただけで達成感がある。これはまずい。300枚くらい書くのは普通のコンディションにもっていって、もっと書いた作品をブラッシュアップしたい。

2月の執筆予定。

今週末は山村教室の提出原稿、新潮の純文学の応募原稿。

翌週は文藝(純文学)を書き、続いてハヤカワSFの原稿を書き始める。

ハヤカワSFは2月28日に完了予定。3月1日からは小説すばる(エンタメ)の新人賞を書き始める。

途中春休みに香川、京都、奈良、熊野、比叡山参拝旅行をはさんで、3月15日に小説すばるの新人賞完成。

これらを書いている合間、ちょっと前に書いておいたすばる(純文学)の応募用原稿を30枚増加させて完成原稿にする。

3月のラスト2週で推敲しまくり。

3月末
新潮
文藝
ハヤカワSF
すばる
小説すばる

以上5作品応募完了。

土日祝日は1日50枚書けば、平日何も書かずとも達成できる目標。3月ラスト2週を予備であけているし、ペースが落ちたら平日10枚くらい書けば追いつける。

と、このようにスケジュールしても実際は苦しむ。ベンザブロックの風邪用栄養ドリンクを飲み、モーツアルトのピアノ協奏曲をエンドレスリピートすれば、どんなに疲れていてもいけるとわかった。

その他最近意識していることを備忘録として。

<小説現代応募後>
・過去の受賞作品の傾向をよく見る。特に複数ジャンルが混在して受賞している時は、過去のジャンル傾向チェック重要。
・オールジャンルOKといって時代物が優勢なら、時代ものでいけ。時代ものを書きたくないなら、時代もの意外で受賞した受賞作のジャンルでいけ。
・一週間前には2枚印刷する。右側の余白が十分にあるか、確認調整すること。
・最初の50枚は辛くても、後はのってくる。
・キャラには顔と特徴を
・小道具が一個あるとよい。
・クライマックスとエンディングを先に決める。クライマックスは主人公の願いとそれを阻止するものの対決。
・第一幕で主人公の願いをセットアップ。第二幕でそれに対するあらゆる困難。第三幕の最後で、ちょっとだけ願いが叶う。
・全応募者で自分が一番下手だと思う。一次選考で落とされないための文章にすること。
・新人賞は建築のコンペ。落ちても落ちても出し続ける。
・新人賞を取っても食えるようになるまでは新人賞を応募し続ける。二つくらい賞をとっていると筆力があるアピールになる。こう思っていれば、新人賞を書き続ける原動力になる。
・村上春樹の質問サイトの春樹回答は、天才過ぎるしハッタリもあるだろうから、あまり信じるな。自分のやり方と合う部分だけ取り入れればいい。常に応募者の中で自分が最低評価だと思って、努力し続けること。
・小説家の仕事とは何かを意識して、考え抜くこと。
・小説とは、フィクションの形で、筆者が考えている問題を提示し、読者と一緒にその問題の解決策を考える営みである(テーマ主義。この考え方だと、特定の政治思想にフィクションが利用されやすい)。
・小説とは、純粋に文章の美しさを楽しむものである。(ナボコフ的小説観)
・小説とは、ナボコフ的小説観とテーマ主義の中間にあるものではないか。しかもそれって、トマス・ピンチョンじゃないか。

<創元社SF応募後>
・一本筋を通す。
・一週間前にプリントアウト版の下読みまで終了させましょう。
・1個の短編では大テーマは1個まで。最後の最後に追加しちゃだめ。
・先行作品の構造を模倣したならば、先行作品から構造を大きく変えない。最後の付け足しは唐突だしNG。

<文学界執筆断念後>
・締切一週間前には完成原稿を一回作り上げる。突然体調不良になることがあるから。
・三人称は視点の場所を注意。
・途中で文体や表現を変えない方がいい。新人賞獲ってからそういうのはやれ。

<太宰治賞応募後>
・もっと早く書けばよかった。
・推敲で直したい箇所がたくさん見つかるから。途中で文体を変えない。ずっと同じペースで行く。
・やり過ぎる必要ない。

<山村教室提出原稿完成後>
・固有名詞は使わない。
・後半展開が速くなってしまう。
・前半もっと飛ばしてよい。
・冒頭からドラマを展開させる。

読み返すと、締切ギリギリまでやるなって何回も書いている。

3月までは東大受験生並みに忙しい。受験生は受験勉強だけに集中できる。新人賞に応募している人は、仕事や家庭のもろもろやりながら、並行して休み時間や夜中に原稿を書いているはず。みなさんがんばりましょう。
タグ:日記
posted by 野尻有希 at 00:53 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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