2015年04月07日

更級日記を読んで久々に物語の力に気づいて

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更級日記―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
原岡 文子
角川書店 2003-12

和泉式部日記―現代語訳付き (角川ソフィア文庫) 伊勢物語―付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP5)) 土佐日記―付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP19)) 蜻蛉日記〈2〉下巻―現代語訳付き (角川ソフィア文庫) 枕草子―付現代語訳 (下巻) (角川ソフィア文庫 (SP33))

by G-Tools , 2015/04/07



最近の活動の記録。3月は新潮とすばるの新人賞に原稿を応募しました。これで50作目くらいになる新人賞の応募です。

4月からブログの更新を再開しようと思っていましたが、原稿を書き続けた反動か、桜を見に行くのに忙しいせいか、文章を書く気力もなく、更新できずにおりました。自分は本当のところ、桜と仏像と庭園が好きで、小説を書きたくないのではないかと思いさえしました。

ふと昔の人も桜や仏を愛でていたことを思い出し、インターネットで土佐日記、更級日記、紫式部日記などを読みあさるうち、そういえば本棚にずっと読んでいなかった谷崎潤一郎訳の源氏物語があったことを思い出しました。分厚い文庫本を取り出し、ぱらぱらめくって読むうち、物語への愛がよみがえってきたのでした。

週末、京都と吉野に旅行に行く前に、天皇制や日本庭園に関する資料本を読もうと思っていたのですが、そうした資料にあたる気持ちはすっかりうすれ、更級日記や源氏物語を読み続けたいと思うようになっていたのでした。

このような気持ちにかわったのは、更級日記の書き手が源氏物語を読みたい読みたいと何度も書いていたからです。平安時代の日記に描かれた人の気持ちが、自分の心の中で、長い間ずっと疲れて休んでいた物語への愛情を呼び起こしてくれたようです。こんな夜遅く、ひさびさにブログを書く気がおきたのも、更級日記のおかげなのでした。

しばらくは小説を書くのも、考えることさえやめて、春の花を見る旅を楽しもうと思っていたのですが、更級日記にふれた私は、また物語をえんえんと読み書きしたい思いにかられたのでした。
タグ:更級日記
posted by 野尻有希 at 01:33 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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