2016年03月02日

NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第4回自分と他者を勇気づける』より印象的な箇所のまとめ

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人生の意味の心理学〈上〉―アドラー・セレクション
アルフレッド アドラー Alfred Adler
アルテ 2010-05

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by G-Tools , 2016/03/02



NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第4回自分と他者を勇気づける』より印象的な箇所のまとめ。

人間の最終的な幸福=共同体感覚。前回取り上げた「課題の分離」は対人関係の出発点。共同体感覚は対人関係のゴール。

「我々のまわりには他者がいる。そして我々は他者と結びついて生きている。人間は個人としては弱く限界があるので、一人では自分の目標を達成することはできない。人は弱さ、欠点、限界のためにいつも他者と結びついているのである。自分自身の幸福と人類の幸福のために最も貢献するのは、共同体感覚である」

共同体感覚とは他者を仲間と見ること。仲間のうちに自分の居場所があると感じられること。

自己への執着を他者への関心に切り替える。

あなた 私
家族
学校・職場
社会
国家
人類
宇宙

過去現在未来全ての人類、宇宙も超える感覚。

人生の意味は全体への貢献である。
ここでいう全体は他者。
人は全体の一部であり、全体とともに生きている。

余りにもぶっ飛び過ぎている心理学。
アドラーは第二次世界大戦後、「人はいかに生きるべきか」を考えた。そう言うのを考えるのは学問ではないとして、アドラーから離れた心理学者も多数いた。

<共同体感覚のために必要なこと>
自己受容
他者貢献
他者信頼

大切なのは、何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うか。
まず自分を受け入れる。

自分が劣っていると思うと、共同体の中に入っていけない。
集中力がない=散漫力がある
記憶力が低い=忘却力が高い
臆病=慎重

自分に価値があると思うのは、貢献している時。これが他者貢献。

他者を仲間と信頼できなければ、貢献できない。
自己受容、他者貢献、他者信頼はセット。

いじめは真逆。
自己否定
他者攻撃
他者嫌悪

<勇気づけと勇気くじき>
アドラーの教育論の基本は勇気づけ。

全ての人間関係が縦の関係に基づくと、勇気くじきが起きる。
横の関係になると、勇気づけになる。
嫌われる勇気を持つ。

幸せになる勇気と嫌われる勇気は、実は同じ。
ある意味選択する勇気。自分で自分のために行動する勇気。

勇気をくじかれると、人は自分の課題を達成しようと思わない。
だめなことばかり指摘する。
理想の子ども、部下をイメージし、現実の子ども、部下を否定する。
しかも理想を高く設定してしまう。
全部減点でダメ出し。

<勇気を持つ>
勇気を持っている人は、課題に立ち向かう気持ちがある。
勇気をつけるには?

共同体への貢献観を感じられて、
自分に価値があると感じられれば、
勇気が持てる。

勇気づける言葉を使う。
具体的には「ありがとう」

対等に見てもらえていない=自分に価値があると思えない。
貢献観を持てたら、価値があると思える。

偉かったね=対等ではない。上からの評価
ありがとう=対等。感謝。

ほめるとは、上から下へくだす評価。

あらゆる対人関係は、対等な横の関係。
ほめる、しかるは上下関係。
対等な関係な人に、ほめるのもしかるのも失礼なこと。
親と子もも対等。知識の量の差はあるかもしれない。しかし、人間として対等。
こう認識すると、世の中が変わる。

「君達は君達の人生の主人公なんだから、思い通りに生きればいい」


共同体に属さない人はいない。
たとえ小さな共同体から切り離されても、自分はより大きな共同体に属している。

上司が言っていることがおかしければ、おかしいと言う勇気を持つ。

自分を嫌う人がいることは、自分が自由に生きていることの証。

嫌われる勇気を持つ。嫌われても仕方ない。
自分の心の声に素直に従い行動する。
それでも受け入れてくれるなら、その共同体は居心地よくなる。
受け入れてくれた仲間に対する信頼も厚くなる。


「人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ」

一般的な人生の意味はない。
一流大学に入るという価値観。価値観の押し付けでしかない。

どんな困難な状況にあっても、人生の意味は自分自身で決めることができる。

困難を克服することが我々にはできる。

いついかなる時も、態度決定は自分でできる。

あなた次第。あなたが飛躍するかどうか。

よくならなくていい。あなたがそう思って、そう選んでる。

そんな大げさな勇気はいらない。ちょっとした勇気でいい。

ガミガミしかっていたのをやめて「ありがとう」と言う。そういう意味の勇気でいい。
posted by 野尻有希 at 21:11 | TrackBack(0) | TV論(ドキュメンタリー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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