2016年07月10日

参院選の投票に久々に行った理由

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by G-Tools , 2016/07/10



参院選の投票に行ってきた。投票所整理券が郵便で届いた時は、投票する気がなかった。第一に一億二千万人もいるのだから、自分一人が投票したところで何も変わらないという無力感があった(実際の有権者は18歳以上だから一億二千万より少ないけど)。第二に民主党政権が誕生した時は、民主党に投票したけれど、政権取得後の民主党の迷走っぷりを見て、政治改革および投票行動に対する失望感を持っていた。第三に自民党が勝利するという事前調査報道があり、投票日前日まで投票する気がなかった。では何故僕は投票する気になったのだろう。

最近「銀河英雄伝説」のブルーレイボックスを購入した。ビデオもDVDもブルーレイも、銀英伝は高価で手が出せなかったけれど、廉価版が出たのだ。大学生の時以来、十数年ぶりに銀英伝を見ていたら、投票に行かなきゃまずい気になった。子供の頃から憧れのヤン提督に怒られそうな気になった。

「いいかいユリアン、民主主義とは市民が政治に参加する政治体制だ。代議士は忙しい市民の代わりに政治をやっているに過ぎない。代議士が金持ちで、権力を持っていて、偉そうにしているのは、民主主義の本来の形とは異なるものだよ。代議士は市民の代理になって、資源を公平に分配する政策を考える必要がある。彼らのもとに権力と富が集中するのは仕方ないが、社会がどういう方向に進むのか、決定権を持っているのは、あくまで有権者の方なんだ。政治家は戦争を起こすことができる。人に死ねということもできる。けれど、国家が戦争を起こすか、軍隊はどのような制度にするのか、議論して決める権利を持つのは、本来は市民一人一人のはずなんだ」などとヤンなら言いそうだ。

ヤン・ウェンリーが民主主義政治体制についてどう思っているか考えていたら、選挙に行かないなんて、政治参加権利の放棄であり、とんでもないことだと思えてきた。

投票しても何も変わらないなら、投票以外の方法で政治にかかわることができる。現代社会では、市民一人一人が情報を発進する技術を持っているんだから、いくらでも情報発信したらいい。投票は権力行使の一つの手段でしかない。政治に対する不満がたまれば、権利行使の手段はテロになるかもしれない。成功したテロリズムは革命と呼ばれる。暴力的な革命、あるいはテロという手段は、20世紀の遺物のはずだ。21世紀は情報によって政治を変えられるはずだ。

そんなことを大仰に思いながら、投票所に行った。投票所の小学校は「ねじまき鳥クロニクル」に出てきそうな細い路地の先にあった。建物がいっぱいあって投票所がどこにあるかわからない。細い道を行きつ戻りつ進んで小学校にたどりついた。アスファルトの校庭の脇を通り、小さな体育館に入る。係の人は僕よりみんな若そうだし、投票している人はTシャツ短パンで超ラフな格好をしている。地域の祭りの会場に来たような気分になった。汗をかきながら、ラフな恰好で投票して、日本の政治の未来が決まる。そんなかたくならずに、気楽な気持ちで、選挙行ってよかったのかもしれない。来ている人達は、日本の政治の未来に絶望しているように見えなかったし。

こう書くとまるで自分自身が日本の政治的未来に絶望していたような感じだれど、実際僕の人生はそこそこ安全で、絶望的状況に追い込まれているわけではない。参院選の結果がどうなっても多分未来はあまり変わらないだろう。けれど、投票したことによって、責任が生じる。自分が投票した政党がふがいない結果になって、失望して投票行動をやめたらどうなるか。ますます政治の決定に無責任になる。失望したら、失望しなくて済むように関わっていくこと。

小説にも言える。小説の新人賞に応募して一次選考で落ちたからといって、小説を書くのを辞めたらどうなるか。

とにかく書く。毎日書く。書くのを辞めた途端に下手になる。
タグ:参院選
posted by 野尻有希 at 20:08 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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