2010年11月15日

隣の部屋に住む妹が僕の部屋に入り浸って困っています

コンビ二を通り過ぎたら、歩行者の数が減った。通り沿いに家がない人も、コンビ二に行くために僕と一緒に歩いていたのだ。

奥まった場所にあるマンションに入る。僕の部屋の電気はついていた。隣の部屋に住む妹の真文が、僕の部屋にあがっていた。

真文はローソファーに横になって、液晶テレビを見ていた。いつものことだから、僕は気にせず部屋に入ってスーツの上着を脱いだ。

僕は平日帰宅が遅いから、テレビを見る時間は少ない。大学生の真文の方が、液晶テレビを使い倒していた。続きを読む
posted by 野尻有希 at 00:53 | TrackBack(0) | 連載小説『回帰線』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月14日

ホームレスは流行の風邪に感染しても医者に行けない、薬も買えない

ホームレスの男性が寝ている間も、青梅街道には夜間輸送の車や深夜タクシーが走り続けるだろう。二十四時間営業の店は、照明を灯し続けるだろう。終電後、歩行者は少なくなるだろうが、アーケードの照明は、防犯目的なのか灯され続ける。始発の時間になれば、また歩行者が増え始める。

始発電車が来る午前五時に、ホームレスの男性は目を覚ましているだろうか。布団代わりのビニールシートを畳み、ボストンバッグに入れて、また花壇に座るのだろうか。続きを読む
posted by 野尻有希 at 00:15 | TrackBack(0) | 連載小説『回帰線』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

いつも座っているホームレスの男性が、横になって寝ていた夜

友人の婚約祝に出席したので、帰宅が遅くなった。終電間近の電車には、スーツを着た男女がたくさん乗っている。残業あがりの帰宅者なのか、僕と同じように、飲んだ帰りなのか、ぱっと見はわからない。午前零時前の電車にこれだけ大勢の人が乗っているのは、日本では東京など都心部に限られるだろう。

僕の家がある駅に到着した。家といっても、一戸建ての家ではない。3階建てのマンションの一室だ。1DKのマンションの一室でも、僕にとっての家であることに変わりは無いだろう。

僕と一緒にたくさんの乗客が電車を降りた。改札まで列になって歩く。恋人同士のように見える男女の組もいるが、大半は一人きりで歩いている。続きを読む
posted by 野尻有希 at 00:52 | TrackBack(0) | 連載小説『回帰線』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月10日

小説:無意識的な抑圧の精神分析

ああ痛い痛い痛い、体が痛い。
体が痛い。肩が痛い。
腰が痛い。腕が痛い。
背中が痛い。お尻が痛い。

全部嘘。そんなの全部嘘だ。

嘘をついているのは俺だ。

俺がお前をだましていたんだよ。
続きを読む
posted by 野尻有希 at 23:37 | TrackBack(0) | 連載小説『回帰線』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

拳詩『回帰線』ブログに関する数々の過ちに気づく

 僕は毎日ブログの更新をしていた。更新する必要などなかった。生活費を稼ぐための仕事が長時間労働なせいで時間がない上に、ブログの更新まで毎日していたら体がぼろぼろになる。小説を更新していけばいいものを、小説だとアクセスが稼げないからといって、アニメやらゲームやら本心では書きたくもない記事を、アクセスが増えるからという理由だけで毎日書いていた。本当に惨めな話だ。ばからしい。間違っていた。続きを読む
タグ:ブログ 批判
posted by 野尻有希 at 23:29 | TrackBack(0) | 連載小説『回帰線』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

拳詩『回帰線』ゴルフを破壊する

 土曜日の朝、目覚めた僕は、ゴルフの練習に向かった。本心では、ゴルフの練習など行きたくない。仕事の付き合いだ。胸糞悪い。
 京王バスに乗って、永福町の駅まで向かう。永福町から京王井の頭線に乗って、浜田山に向かう。杉並区浜田山のあたりは家賃が高いと聞いていたが、田舎のさびれた街に見える。午前九時前に到着したが、駅前にも活気がない。閑静な住宅街という言葉も似合わない。田舎の街と変わりない町並み。ここが家賃高いのなんて、不動産会社のまやかしではないのか。続きを読む
タグ:小説
posted by 野尻有希 at 23:14 | TrackBack(0) | 連載小説『回帰線』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする