2017年01月03日

NHK教育「ニッポンのジレンマ元旦SP 恒例!12人の異才たちが徹底討論」個人的な議事メモ

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適切な世界の適切ならざる私
文月 悠光
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わたしたちの猫 洗礼ダイアリー 屋根よりも深々と 死んでしまう系のぼくらに 空が分裂する (新潮文庫nex) 夜空はいつでも最高密度の青色だ 月蟲 中原中也の狂想――早逝した天才詩人の毀れた恋の物語 ユリイカ 2016年8月号 特集=あたらしい短歌、ここにあります 指差すことができない 星か獣になる季節 (単行本)

by G-Tools , 2017/01/03



NHK教育で2017年1月1日夜「ニッポンのジレンマ元旦SP 恒例!12人の異才たちが徹底討論 」が放送された。以下議論全体の中から、個人的に注目した部分の議事メモ。

出演者:古市憲寿(司会)、大澤聡(批評家)、安田洋祐(経済学者)、三牧聖子(国際政治学者)、石山洸(AI研究者)、丸山善宏(数理哲学者)、ライラ・カセム(デザイナー)。安部敏樹(社会問題旅行社代表)、佐藤信(政治学者)、堀口美奈(総合商社勤務)、文月悠光(詩人)、福原志保(アーティスト)

【Post-Truth】
客観的事実よりも感情的な訴えかけの方が世論形成に大きな影響を示している。それぞれの立場の真実が飛び交い、社会が分断。
ライラ:イギリスの場合、新聞が語る言葉は、貧困層の現実とかみ合わない。貧困層は、タブロイド紙やSNSの劇的な言葉に注目する。続きを読む
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2016年03月02日

NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第4回自分と他者を勇気づける』より印象的な箇所のまとめ

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NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第4回自分と他者を勇気づける』より印象的な箇所のまとめ。

人間の最終的な幸福=共同体感覚。前回取り上げた「課題の分離」は対人関係の出発点。共同体感覚は対人関係のゴール。

「我々のまわりには他者がいる。そして我々は他者と結びついて生きている。人間は個人としては弱く限界があるので、一人では自分の目標を達成することはできない。人は弱さ、欠点、限界のためにいつも他者と結びついているのである。自分自身の幸福と人類の幸福のために最も貢献するのは、共同体感覚である」続きを読む
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2016年02月28日

NHK教育『ニッポンのジレンマ元日SP反響編 承認のジレンマ』堀江貴文VS小池龍之介まとめ



NHK教育『ニッポンのジレンマ元日SP反響編 承認のジレンマ』より印象的な内容のまとめ。出演は社会学者・古市憲寿、実業家・堀江貴文、僧侶・小池龍之介、思想家・先崎彰容。

(元旦スペシャルより)
堀江(VTR):これからはシェア・エコノミー、評価経済になる。
小池:堀江さんは評価経済と言っていた。それは地獄。承認を得るためにみんな偽善者にならなければならない社会になってしまう。幸福度が下がると思う。

2人の意見の対立が反響を呼んだので、今回直接対決。テーマは承認。

<承認社会とどう付き合う>
堀江:僕は地獄にならずにやれる方法があると思っている。
古市:隣の人に部屋を貸すとか、評価経済は村社会に似ていないか?
堀江:グローバルで、世界規模で村社会になっている。
小池:村社会の人目を常に気にして、評価を気にしていた人達が、東京や大阪に行って、隣の人は全く関係ない生活を始めた。一時期は幸せ、他方ではつながりの喪失、孤独があった。再び他人の目を気にする社会に戻るのは、昔の少年少女が逃げ出した場所にもう一度舞い戻ることになる。続きを読む
posted by 野尻有希 at 14:49 | TrackBack(0) | TV論(ドキュメンタリー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月27日

NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第3回対人関係を転換する』より印象的な箇所のまとめ



NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第3回 対人関係を転換する』より印象的な箇所のまとめ。

究極的には我々の人生において、対人関係以外の問題はないように見える。そして、それらの問題は、我々が他者に関心を持っている時にだけ解決できるのである。

人は一人では生きられない。他者と関わりながら、豊かに生きるにはどうすればいいのか?

愛する人との別れも対人関係。どんな問題も対人関係。孤独ですら、対人関係の問題。一人で生きていたら、孤独ですらない。続きを読む
posted by 野尻有希 at 13:32 | TrackBack(0) | TV論(ドキュメンタリー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月17日

NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第2回 自分を苦しめているものの正体』まとめ

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
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アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書) 幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII 7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック アドラー流 人をHappyにする話し方 (王様文庫) マンガでやさしくわかるアドラー心理学

by G-Tools , 2016/02/17



NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第2回 自分を苦しめているものの正体』より印象的な箇所のまとめ。

人間のあらゆる営みの背景には、優越感と劣等感が横たわっている。それらは私達をさいなみ、生き辛さの原因になる一方、大きな力にもなりえる。

自分が好きだという人は少ない。自分が好きだと言うと、他人に引かれちゃう。自分を好きだと言ってはいけないと暗に教えられて、自分のことを好きになれない人も多い。

<優越性の追求>
人は常に自分のためになることを追求して生きている、たとえその方法を誤ったとしても。アドラーは、自ら優れた存在になりたいと思っている人間のあり方を「優越性の追求」と呼んだ。続きを読む
posted by 野尻有希 at 22:38 | TrackBack(0) | TV論(ドキュメンタリー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第1回 人生を変える逆転の発想』まとめ

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by G-Tools , 2016/02/11



NHK教育『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」第1回 人生を変える逆転の発想』まとめ

アドラーはフロイト、ユングと並ぶ心理学の3巨頭。日本では無名だったが、近年関連書籍が売れている。

アドラー心理学は、個人の心理学と言われている。多くの心理学は人間をタイプにわける。アドラー心理学はタイプわけしない。他ならぬこの私が、人生をどう生きていくかを考える。さらに「人間はいかに生きるべきか?」まで考える。

アドラー心理学は、実践の心理学。どうすれば幸福になれるかまで描いている。ただし、実践するのは容易ではない。勇気がいる。続きを読む
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2016年02月06日

NHK教育「心と脳の白熱教室 第2回 本当の楽観主義とは」まとめ

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脳科学は人格を変えられるか?
エレーヌ フォックス Elaine Fox (原著)
文藝春秋 2014-07-25

サイコパス 秘められた能力 オルガスムの科学――性的快楽と身体・脳の神秘と謎 塩分が日本人を滅ぼす (幻冬舎新書) 限りなく黒に近いグレーな心理術 マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える

by G-Tools , 2016/02/06



NKK教育「心と脳の白熱教室 第2回 本当の楽観主義とは」より、印象的な言葉のまとめ。講師はオックスフォード大学エレーヌ・フォックス教授。

<社交不安障害>
他人とかかわる時、著しい不安や恐怖を抱えてしまうこと。
神経質、ネガティブな自己バイアスに陥っている。

他人がどう考えるかは、実はどうでもいい。
自分の考えは、バイアス(認知の歪み)でしかない。
もし事実だとしても、思い込んでいるほど厄介なものではない。

<人生の満足度テスト>
7段階の選択式問題。4点がどちらとも言えない。続きを読む
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2016年01月30日

NHK教育『心と脳の白熱教室 第1回 楽観脳と悲観脳』 のまとめ

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脳科学は人格を変えられるか?
エレーヌ フォックス Elaine Fox (原著)
文藝春秋 2014-07-25

サイコパス 秘められた能力 オルガスムの科学――性的快楽と身体・脳の神秘と謎 メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND 限りなく黒に近いグレーな心理術 脳科学の教科書 こころ編 (岩波ジュニア新書)

by G-Tools , 2016/01/30



NHK教育『心と脳の白熱教室 第1回 楽観脳と悲観脳』 のまとめ。講師はオックスフォード大学エレーヌ・フォックス教授。

<楽観主義者と悲観主義者>
何故前向きな性格と後ろ向きな性格があるのか?
脳の働きに鍵がある。

サニー・ブレイン:楽観脳
レイニー・ブレイン;悲観脳

脳の回路のでき方の違いで、物事を楽観的に見るか、楽観的に見るか決まる。続きを読む
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2016年01月10日

NHK教育「ニッポンのジレンマ元日SP 競争と共生のジレンマ」第3部人工知能のジレンマまとめ



2016年1月1日夜、NHK教育で「ニッポンのジレンマ元日SP 競争と共生のジレンマ」第3部より、印象的な箇所をピックアップ。

<第3部 人工知能のジレンマ>
ゲスト・川上量生:人間がやっているのは情報処理。クリエイティブと思われていることもインプットがあってアウトプットを出しているだけで、天から降って来たわけじゃない。みんな勘違いしている。人工知能が発達した後も残る部分でみんなが一番想像するのは、人間の感やひらめき。しかし、人間の直感やひらめきは、今まさにディープラーニングで、機械でエミュレーションされている分野。産業革命と似たことが起きる。産業革命の時は、人間の肉体が機械に置き換わって、生産力が上昇した。上昇したら、共産主義が出てきた。つまり、生産力の分配をどうするかという問題をめぐって、資本主義と共産主義の対立が起きた。今度は、人工知能が人間の知的作業も肩代わりするようになる。そうすると、富の偏りが起きるので、富をどう分配するかという問題が起きる。資本主義と共産主義の対立は一旦決着ついたと思われていたが、これと似たようなことが、人工知能の登場によってもう一度起きる。実際問題、知的作業も肉体作業もいらなくなったら人間はいらないわけだから、ベーシックインカムで暮らしていくしかない。続きを読む
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2016年01月09日

NHK教育「ニッポンのジレンマ元日SP 競争と共生のジレンマ」第2部宗教のジレンマまとめ

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イスラーム国の衝撃 (文春新書)
池内 恵
文藝春秋 2015-01-20

現代アラブの社会思想 (講談社現代新書) イスラム国の正体 (朝日新書) イスラム国の野望 (幻冬舎新書) イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 (集英社新書) イスラム国 テロリストが国家をつくる時

by G-Tools , 2016/01/09



2016年1月1日夜、NHK教育で「ニッポンのジレンマ元日SP 競争と共生のジレンマ」第2部より、印象的な箇所をピックアップ。

<第2部 宗教のジレンマ>
ピケティ(VTR):テロは中東の格差社会を温床としている。

大澤:日本人は宗教の問題をよくわかってない。遠くの世界で起こっている出来事として捉えている。身近な問題として捉えるにはどうしたらいいか。居場所や承認の問題を導入する。
古市:オウムも承認の供給不足。
三浦:承認の問題だけなら地域の殺人事件になる。世界大で起きるテロの背景には中東の混乱がある。ヨーロッパは、国力に比して移民を受け入れすぎた。移民を同化できずに疎外してしまった。続きを読む
posted by 野尻有希 at 21:53 | TrackBack(0) | TV論(ドキュメンタリー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月07日

NHK教育「ニッポンのジレンマ元日SP 競争と共生のジレンマ」第一部まとめ

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夏目漱石―決定版 (新潮文庫 (え-4-2))
江藤 淳
新潮社 1979-07-27

夏目漱石を読む (ちくま文庫) 漱石とその時代 第1部 (新潮選書) 夏目漱石論 (講談社文芸文庫) 漱石とその時代〈第3部〉 (新潮選書) 漱石はどう読まれてきたか (新潮選書)

by G-Tools , 2016/01/07




2016年1月1日夜、NHK教育で「ニッポンのジレンマ元日SP 競争と共生のジレンマ」が放送されました。以下第一部より、印象的な箇所をピックアップします。

<競争と共生のジレンマ>
マルチリンガル・堀口美奈:行動が大事。職場の上司の大好きな言葉が「評論家になるな」。
社会学者・古市憲寿:スタジオに評論家いっぱいいるけど(笑)
堀口:ネットのおかげで若い世代は知りたいことをすぐ知れる。頭が拡張されている。悪いことを間違っていると言うのはすごい簡単。評論家になると、どうやってよくできるのかという点で、思考停止する。
社会学者・古市憲寿:昔より誰もが評論家になりやすくなったのは事実。
日本思想史研究者・先崎彰容:社会に対していいか悪いか判断をくだすために、過去の考えを調べてからじゃないと判断を下せないとするのが、評論家。江藤淳は、「作家は行動する」と書いた。言葉を紡ぐことは行動である。続きを読む
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2015年10月28日

レビュー:NHKスペシャル『新・映像の世紀 第1集「百年の悲劇はここから始まった」』



NHKスペシャル『新・映像の世紀 第1集「百年の悲劇はここから始まった」』が放送された。ナレーターに俳優の山田孝之、伊藤敏恵。メインテーマ曲は、20年前に放送された『映像の世紀』と同一である。以下内容の簡単なまとめ。

<百年の悲劇の始まり>
20世紀冒頭、人々は科学の発達を謳歌した。

SF作家のH・G・ウェルズは、20世紀の運命を言い当てた。「世界はドイツとイギリスが率いる二大陣営にわかれ、世界最終戦争が始まる。飛行機が戦争の道具に使われ、空爆が始まる。戦車が発明され、田園を踏み荒らす」。ウェルズは、原子爆弾が生まれ、文明を壊滅させると、ヒロシマ・ナガサキまで見通していた。続きを読む
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2015年10月25日

NHKスペシャル『映像の世紀』名言集〜時代を記録する人々の声



高校三年生の冬休み、受験勉強の合間に深夜再放送されていた『映像の世紀』を見た。あれからもう20年も経つ。『映像の世紀』全11回のデジタルリマスター版がNHKBSで再放送されていたので、名言を書き留めてみた。トルストイ、フィッツジェラルド、チャップリン、チャーチル、ガンジー、第二次世界大戦の従軍兵士たち、戦争や虐殺の被害者たちの言葉の記録だ。

【第1集「20世紀の幕開け」】
1904年、トルストイがイギリスのタイムズ紙に寄せた日露戦争に対する反戦論「思い直せ」より
「戦争はまたもや起こった。見よ、一方は一切の殺生を禁じた仏教徒であり、もう一方は世界の人々の兄弟愛を公言するキリスト教徒であるというのに、今や極めてむごたらしい方法で互いに傷つけ合い、殺戮を重ねようとしている。陸に海に野獣のごとく相手の隙をうかがっているのだ。これは夢ではない」

トルストイ最晩年の肉声「人間には他者への義務だけでなく、自らの中に宿る精神に対する義務がある」続きを読む
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2015年10月19日

NHK教育『SWITCHインタビュー達人達 石黒浩(ロボット工学者)× 清水ミチコ(タレント)』より印象的な言葉のまとめ



NHK教育『SWITCHインタビュー達人達 石黒浩(ロボット工学者)× 清水ミチコ(タレント)』より印象的な言葉のまとめ。

清水:ロボットを作る人は多いが、自分自身のロボットを作る人は珍しい。
石黒:珍しくなければ研究じゃない。

石黒:人間は自分を客観的に認識できない。鏡で見る自分と写真の自分は違う。鏡に映る自分は左右逆転で、全くの他人の顔である。他人が見ている自分は、写真に写る自分であって、鏡に映る自分の顔は、他人の見ている自分の顔とは別物である。続きを読む
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2015年08月17日

NHK教育「SWITCHインタビュー達人達 霊長類学者・山極壽一×探検家・関野吉晴」のまとめ

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「サル化」する人間社会 (知のトレッキング叢書)
山極 寿一
集英社インターナショナル 2014-07-25

暴力はどこからきたか―人間性の起源を探る (NHKブックス) 父という余分なもの: サルに探る文明の起源 (新潮文庫) 野生のゴリラと再会する―二十六年前のわたしを覚えていたタイタスの物語 15歳の寺子屋 ゴリラは語る 人類進化論―霊長類学からの展開

by G-Tools , 2015/08/17



NHK教育「SWITCHインタビュー達人達 霊長類学者・山極壽一×探検家・関野吉晴」より印象的な言葉をピックアップ。山極は霊長類学者で京都大学総長。関野は人類の足跡をたどる5万3千kmの「グレート・ジャーニー」はじめ、壮大なスケールの旅をしてきた探検家。

山極:人間を他の動物とわけるのは、食物を共有することと、共同保育をすること。つまり、あらゆる生活が「ともにある」という心によってつくられていること。これが人間としての出発点。これがなかったら人間にはならない。

山極:家族は1つでなければだめ。複数の家族が集まって共同生活をしないと、家族は存立できない。この近隣関係は実は、動物の社会にはない。

山極:チンパンジーは何故家族を作れないのか。メスが発情したらオスが集まってしまう。交尾がおこってしまうから。続きを読む
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2015年07月22日

『NHKスペシャル戦後70年ニッポンの肖像―政治の模索―』戦後日本政治の私的まとめ

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監獄の誕生―監視と処罰
ミシェル・フーコー Michel Foucault
新潮社 1977-09-01

狂気の歴史―古典主義時代における 知への意志 (性の歴史) 言葉と物―人文科学の考古学 知の考古学 (河出文庫) フーコー入門 (ちくま新書)

by G-Tools , 2015/07/22



『NHKスペシャル戦後70年ニッポンの肖像―政治の模索―』第1回『保守・二大潮流の系譜』と第2回『”豊かさの分配”その先に』、戦後日本政治のまとめとして秀逸だったので、私的まとめと感想。

【第1回 保守・二大潮流の系譜 私的まとめ】
敗戦後、吉田茂は軍事力をアメリカに依存、軽武装のまま経済成長を推進する豊かさ追求路線を目指した。

戦前戦中と主流派だった岸信介は、敗戦後、戦犯として巣鴨プリズンに収容される。3年の刑期を終えて出所した岸は、GHQ主導で作られた憲法を改憲すること、日本の自主・自立を目指した。
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2015年01月10日

NHK教育「パリ白熱教室」第1回「21世紀の資本論〜格差はこうして生まれる」のまとめ

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21世紀の資本
トマ・ピケティ 山形浩生
みすず書房 2014-12-09
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日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント 『21世紀の資本論』の問題点 資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書) トマ・ピケティの新・資本論 人と企業はどこで間違えるのか?---成功と失敗の本質を探る「10の物語」

by G-Tools , 2015/01/10



NHK教育「パリ白熱教室」第1回「21世紀の資本論〜格差はこうして生まれる」のまとめ。講師はトマ・ピケティ教授(「21世紀の資本」著者)。以下印象的な箇所のクリッピング。

所得と資産(富)は違う。所得とは労働の報酬。資産とは住宅、貯金など相続できる財産。

<格差の大国アメリカ>
アメリカの最上位1%は、国の総所得の約25%を占めている。1970年代は、上位1%のシェアは約7%だったから、15%から20%増加している。
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2015年01月05日

新世代が解く!ニッポンのジレンマ元旦SP「ニッポンの大転換2015」後半のまとめ



2015年1月1日深夜、NHK教育包装『新世代が解く!ニッポンのジレンマ元旦SP「ニッポンの大転換2015」』番組後半のまとめ。超絶ロング記事なのでご注意ください。

前半のまとめはこちら。
http://marcelproust.seesaa.net/article/411737124.html

〜休憩を終えて後半開始〜
<格差化する社会 コモディティーの行方は>
古市:番組前半は、発言力のある猪子さんに振り回された。猪子さんは結局二極化していい? 格差はしょうがない?
猪子:二極化してしまう。それぞれに対して最適に社会を変えるべき。
古市:経済的にケアする制度を作っていくのはありだとしても、この世界は経済だけで動いているわけではない。三浦さんはどう思った?
三浦:二極ではなく三極だと思う。グローバルエリートがいて、コミュニティーがいて、その間にコモディティーがいる。大層はコモディティー。この場に来ている人は極端な人。コモディティーの議論が別途必要。続きを読む
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2015年01月03日

新世代が解く!ニッポンのジレンマ元旦SP「ニッポンの大転換2015」前半のまとめ

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資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)
水野 和夫
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定常型社会―新しい「豊かさ」の構想 (岩波新書) 世界を戦争に導くグローバリズム (集英社新書) 超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書) 沈みゆく大国アメリカ (集英社新書) 3つの循環と文明論の科学―人類の未来を大切に思うあなたのためのリベラルアーツ

by G-Tools , 2015/01/03



2015年1月1日深夜、NHK教育で『新世代が解く!ニッポンのジレンマ元旦SP「ニッポンの大転換2015」』が放送された。以下印象的な箇所のまとめ前半をお送りします。。

<論客>
MC 古市憲寿(社会学者)
稲垣あゆみ(LINEの企画チームリーダー)
猪子寿之(ウルトラテクノロジスト)
五野井郁夫(政治学者)
先崎彰容(日本思想史研究者)
ドミニク・チェン(起業家・研究者)
仲暁子(ソーシャルリクルーティングサービスCEO)
北条かや(ライター「キャバ嬢の社会学」著)
堀口美奈(商社勤務マルチリンガル)
三浦瑠麗(国際政治学者)
村上裕一(批評家。ネトウヨ化するオタク研究)
安田洋佑(経済学者)

<大転換というテーマについて>
猪子:昔は産業社会。今は情報社会。情報社会とグローバル化はセットだ。2000年前後、ロンドン、東京、カンボジアのクラブは皆違った。今日クラブに行くと、世界中みんな一緒。完全に同じ曲がかかっている。自分もそっちの方がいい。昔は国ごとにメディアがあったので、音楽は国ごとに発達していた。今は世界中で一番いい曲を全員一瞬で聞く。地域で差がなくなった。続きを読む
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2014年12月07日

NHK教育『SWITHインタビュー達人達「探検家・角幡唯介×僧侶・塩沼亮潤」』より印象的な言葉のまとめ

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毎日が小さな修行
塩沼亮潤
致知出版社 2013-11-21

忘れて捨てて許す生き方 人生の歩き方 執らわれない心  日本人の生き方の原点に立ち返れ! 人生生涯小僧のこころ 覚悟の力

by G-Tools , 2014/12/07



NHK教育『SWITHインタビュー達人達「探検家・角幡唯介×僧侶・塩沼亮潤」』より、印象的な言葉をピックアップ。

<千日回峰行を達成した僧侶・塩沼良潤>
・同じことを毎日同じ情熱で繰り返していると悟る可能性がある。

・どんな愚かな人でも12年間同じことを続けていれば悟る可能性がある。ただし、最初の情熱を忘れてしまったら悟る可能性はない。3日経ち、1週間経ち、情熱を忘れてしまったら悟る可能性はない。続きを読む
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